FXの注文方法

基本となる注文方法

FX会社によって注文できる方法は変わってきますが、基本的な注文方法として3つ(成行、指値、逆指値)あります。
その3つの注文方法を使った新規および決済をの注文方法が3つあり合計6個の注文方法がFX会社では主流となります。
その6つの注文方法と6つ以外で使用されている注文方法を紹介していきたいと思います。

  • 成行
  • 指値
  • 逆指値
  • IFD
  • OCO
  • IFO
  • マーケット
  • トレール

スリットページ

注文方法を説明する前に、注文したときの値幅について説明したいと思います。

注文(新規、決済ともに)を行ったときに、指定した値段で約定しない場合があります。その時に、どこまでの値段なら許容できるかを指定するものです。

例えば、111円80銭を指値として新規注文を行ったときに、111円79銭から一気に85銭まで円安になりました。となった場合に、スリットページを10銭まで許容にしておけば、成立します。スリットページを4銭や5銭にしておくと、成立しなくなります。

このスリットページが発生するタイミングとしては、重要な経済指標の発表直後に発生したりします。または、FX会社のサーバーが処理式なくなり発生することもあるそうです。

後は、日本ではないかもしれませんが、ユーザーが不利になるような値段でスリットページさせて約定させるといった可能性もあったりします。このあたりは約定率を確認して口座などを開いたほうが良いと思います。

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成行

現在の値段で注文する方法。基本的に表示されている値段になりますが、急騰急落した場合は、表示されている値段で約定できない可能性がありますが、その値段については、有利な値段で約定する可能性もあり、不利な値段で約定する可能性もあります。

この注文方法のみスリットページは効果がありません。状況によっては、表示された値段で約定されずに不利な値段で約定する可能性があります。

指値

指定した金額以上(以下)になったら、注文を出します。この方法を使用すれば、仕事中や別な作業中または出かけていてもその金額に達すれば自動的に注文をしてくれます。

この指値は、買注文なら、現在の値段(現値)より高い値段で注文はできずに、低い値段を指定することができます。高い値段で注文する場合は逆指値で注文可能です。
売注文の場合は逆で現値より高い値段で指定することができます。

指値は、スリットページの効果があり指定した値段をスリットページの値幅を超えるような形だと注文がキャンセルされ注文が成立されなくなります。

値段を指定するとは言え、必ずその金額で約定することはないので、約定したら値段を確認してください。

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逆指値

指値が有利なレートに対して行う注文方法ですが、逆指値は指値の逆バージョンになり、不利なレートでの決済注文また新規注文になります。

この逆指値は、買注文なら、現在の値段(現値)より低い値段の注文はできずに高い値段を指定することができます。低い値段で注文する場合は指値で注文可能です。
売注文の場合は逆で現値より低い値段で指定することができます。

逆指値は、スリットページの効果があり指定した値段をスリットページの値幅を超えるような形だと注文がキャンセルされ注文が成立されなくなります。

値段を指定するとは言え、必ずその金額で約定することはないので、約定したら値段を確認してください。

IFD(イフダン)

新規注文と決済注文同時に注文する方法になります。新規注文は指値、逆指値、(成行)が指定でき、決済注文は、指値と逆指値が指定できます。新規注文の成行の()については、FX会社によってはできたりできなかったりします。成行で指定するなら普通に成行やマーケットで注文した後にOCOで注文したほうがいいと思いますので、あまり使用されることはないと思います。
言葉じゃわかりずらいので、少し図を要旨してみました。
買ポジションの注文を出す場合:

上記の注文画面:(SBI FX Traderの注文画面)

売ポジションの注文を出す場合:

上記の注文画面:(SBI FX Trader社の注文画面):

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OCO(オー・シー・オー)

OCOは、主に決済注文を行うときに使う注文方法になります。これは、指値と逆指値を同時に注文し、現値からプラス方向、マイナス方向、どちらに行っても決済できる状況するための注文方法です。例えば、レジストライン少し手前の値段で指値を入れ、サポートラインより少し高い値段で逆指値を入れるといった形で注文が可能です。

主に決済で使用してるのですが、新規注文でも行えます。例えば、レジストライン近くの値段まで上昇したら売を入れ、サポートライン付近まで下落したら買の注文を行うといったような感じになります。

OCOの注文画面(SBI FX Trader社の注文画面):

IFO(IFDOCO)

IFDとOCOを組み合わせた形になります。IFDで新規注文を行い、OCOで決済する形になります。そういった注文方法なので、新規注文の値段を指値や逆指値(FX会社によっては成行も選択可能)で指定し、決済の値段をOCOで指定するような形になります。

IFOの注文画面(SBI FX Trader社の注文画面):

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マーケット

成行の注文と似たような注文でマーケットと言われる注文方法があります。これは、成行だとスリットページの効果がありませんが、マーケット注文だと、成行注文にスリットページの効果がついた注文方法になります。

IFOの注文画面(外為どっとコム社の注文画面):

 トレール

決済注文の方法になりますが、トレールの値幅を指定しておくと、高値を更新した際に決済注文の値段が自動的に上昇していき、上昇トレンドや下降トレンド中の注文で非常にメリットが大きい注文方法になります。ただし、値幅を小さくしてしまったり大きくしたりした場合、すぐに決済やせっかく利益が出たのに損切になってしまう可能性がありますので、値幅設定の注意やレンジ相場での注文には向かないと考えています。イメージとしては以下の図になります。

IFOの注文画面(外為どっとコム社の注文画面):

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執筆者:桜ソフト

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