リスク

 FXのリスクについて

FXを行う上に為替変動や政策金利の変動以外にもリスクは存在します。為替変動や政策金利を含めて解説していきたいと思います。

為替変動によるリスク

為替は株のように値幅制限がないため、急激な変動が発生する可能性があります。
そのため、もってるポジションと反対方向へ動いた場合、大幅な為替差損が発生します。
状況によっては、FX会社に預けた金額を上回る損失が発生する可能性があります。

2017年ごろは比較的急激な変動はありませんが、2015年1月に発生したスイス中央銀行発表したフラン上限撤廃によって、CHF/JPY(フラン/円)で40円近く為替が動きました。
当時はあまりにも突然だったため、かなり混乱が発生した記憶があります。
事前の予測もできなかったためどうしようもないのがありましたが、FXを行うにあたってこのようなリスクがあると思っていてください。
こういった突発的なことについては、ロスカットを入れていても、指定した値段で決済できないことの方が多いので、ポジションを保持する場合は、なるべく取引通貨が多い通貨をしておけばそのような状況に陥っても決済できる可能性はあるので、マイナー通貨よりメジャーな通貨で取引したほうがよりリスクが低くなります。

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金利変動リスク

為替変動する要素として、政策金利があります。
政策金利が上がることによりその国の通貨が買われやすくなります。また、逆に下がると売られやすくなりペアとなる通貨側にお金が流入していきますので、政策金利の利上げ、利下げもリスクになりますので注意してください。
また、金利差がある場合は、金利が高い通貨を売って、金利が低い通貨を購入すると、スワップポイントが入るどころか支払う必要がありますので、お気を付けください。
金利が下がる場合は、その国の経済状況が悪くなった時やバブルがはじけたときなどに金利が逆転する可能性があります。

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流動性リスク

流動性リスクとは、買いたいときに買えない、売りたいときに売れないというリスクがあります。
為替とは関係ありませんが、不動産投資は流動性リスクが高い投資になりますね。
一方株も新規公開の時に初値が付かなかったなどのニュースがたまに報道されます。これも流動リスクの一つになります。
これが為替にもあったりします。為替の流動性リスクは、取引量が少ない通貨だと発生しやすくなります。どういったときに発生するのかというと天変地異、政変、戦争、為替政策変更などにより通貨取引が困難な状況が発生すると、カバー先の銀行が損失を背負うことになりレートの配信停止する可能性があります。
また、レートの配信停止まで行かなくても、スプレッド幅が大きくなる可能性は非常に高くになります。
そんなときに真っ先にスプレッドが大きくなったり、配信停止になる可能性が高いのは、流動性が低い通貨となります。
通貨ごとの取引量は3年ごとに国際決済銀行(BIS)で発表する取引量がありますが、2016年に発表された内容だとUSD/EUR、USD/JPY、USD/GBPで50%を占めています。
USD/AUD、USD/CAD、USD/CNY、USD/CHF、EUR/GBPを含めて67%になり、いかに主要3通貨の取引量が多いかがわかります。
主要3通貨以外にあげた通貨も良いとは思いますが、FX会社がよくキャンペーンをしている高金利通貨として、TRY/JPY(トルコリラ)、ZAR/JPY(南アランドドル)などは0.1%程度しかないので、流動性リスクは常に高いと思って取引したほうが良いと思います。

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信用リスク

金融庁に登録してる国内のFX会社では、顧客から預かった資産を自社の資産と別に管理する信託保全が義務付けられてるため、万が一、会社が破たんしても資産は戻ってきます。
ただし、海外だと日本の法律は適用外のため、預けた資産が出金できない、会社が破たんして資金が戻ってこなくなるという可能性もあります。
金融庁に登録してあるFX会社で口座を開いたほうが安全です。ただ、登録してるFX会社だとレバレッジが25倍までになりますが、海外のFX会社だとレバレッジが100倍などのところもあったりします。なので、もっとポジション数を持って稼ぎたいという方は、海外の口座を開く必要がありますが、そういった海外の口座だと出金ができないや会社が破たんして資金が戻ってこないといった可能性がありますので、そのことを十分に気を付けながら利用してください。
金融庁に登録してる金融商品取引業者等:
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf

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オンラインリスク

オンラインリスクは、ネットに接続できない、FX会社への接続ができなくなるといった問題になります。ほかにも機器の故障により取引が出来なくなるといった可能性です。
FX会社側は、それなりの通信環境や設備が整ってると思いますので、まずは停止しないと思います。もし、停止した場合は、金融庁に障害報告書を提出する必要がありますので、それ相応の体勢になってると考えています。
基本的は自宅の環境により接続できないといった可能性が高くなります。もし、接続が出来なくなったということがあれば、スマホがあれば、スマホで自分の使用している回線に障害が発生していないことの確認。そのあとは、自宅にある設備(ルーターやモデム)に故障などが発生していないかを確認してください。
レアケースですが、以前、管理者が体験したことになりますが光ケーブルが寒さによって断線し、自宅に戻ってからネットが接続できないといった現象がありましたので、業者に連絡して対処してもらってください。

更新日:

執筆者:桜ソフト

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